UMLについて
オブジェクトモデリングの世界標準ツールとして
UMLというものがあります。
情報系の資格などでも、問題として出てくるので
少しは知っていたのですが、
具体的な使い方がいまいちつかめないという感じでした。
ただ、「体験オブジェクト指向 はじめるUMLモデリング」を読んでみたところ、
UML自体は、劇的に開発効率を上げるツールというわけではなく、
漠然とした抽象的な仕様を具体的な仕様に起こしていく為の
補助ツールって位置づけなのかなぁという印象を受けました。
UMLは書き方に規格がありますが、何をどこまで書くかというのは
利用者に委ねられます。
書きすぎたら、時間が膨大に必要になり、資料も多すぎて読みにくくなります。
書かなすぎたら、結局どんなシステムなのか把握ができなく、設計の意味を成さなくなります。
なので、何をどこまでどの図を用いて書くのか
という、UML自体を使いこなすスキルが必要になりそうです。
ただし、漠然とした仕様を図で整理したり、
プロジェクト内でシステムの構成を共有できるという大きなメリットもあります。
デザインパターンもクラス図で書かれてたりするので、
そういった資料も読めるようになりますね。
使いこなすまでには多くの実践が必要そうなので、
実際のプロジェクトに取り入れたりしながら
勉強していこうと思います。
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